夏を爽やかに乗り切るビジネスマンの「ネクタイの選び方」とは?
クールビズは近年、職場でも当たり前となってきました。
とはいえ重要な会議や大切な取引先と商談の場などでは、“スーツとネクタイ”のセットは切り離せません。
正直夏場のネクタイ姿は、見ているだけでも暑そうです。
“毒を以て毒を制す”ではないですが、暑さを払拭するためにネクタイを使えば、視覚の面から涼しさを感じることが可能です。
ここでは夏に適したネクタイの選び方のポイントを生地や色柄などさまざまな角度から紹介します。
暑さを和らげる“夏ネクタイ”の選ぶポイント その1:素材
夏に冬用コートを着て街を闊歩している方を見かけたことはないですよね?
実はネクタイでも同じことがいえます。つまり夏にも関わらず冬用のネクタイを身に着けていると、着けている本人はもちろん、周りの人たちも「暑そう」という感じが否めません。
スーツ同様、ネクタイも夏用にかえましょう。
“夏ネクタイ”にふさわしい生地として、シルクやリネン、ニットが挙げられます。
シルクはあの肌触りや光沢から夏向きといわれる理由がすぐにお分かりいただけると思います。
またリネン(麻)は、通気性に優れていて触るとひんやりすることが大きな特長。見た目にも涼しげに見えるので、夏ネクタイにぴったりです。
ニットは涼しさをご想像いただくことが難しいかもしれませんが、通気性に優れているので実は夏向きの素材です。
軽快な印象なので視覚的にも夏に向いています。
暑さを和らげる“夏ネクタイ”の選ぶポイント その2:色
“桜”といえば「ピンク」、梅といえば「白」といったように、人間には色から物事を連想する傾向があります。
この“色のイメージ”を上手に用いると、色で実際の温度より涼しく感じさせることが可能です。
夏ネクタイにおすすめの色は、ライトグレーとブルー、ネイビーが挙げられます。
ただネクタイは顔の近くにあり、自然と顔とセットで目に入るもの。
そのため「涼しそうだから」という理由だけで、上記の色を選ぶのは避けた方が無難です。
例えば、ライトグレーは比較的色白の方に似合う色です。
一方お顔の色味が濃い方は、ネイビーを選んでください。
顔の印象に合わせて色味を選ぶことで、よりスーツが似合って見えます
暑さを和らげる“夏ネクタイ”の選ぶポイント ~その3:柄~
色をより引き立てるのが柄。例えば紺地に白の小さなドット柄のネクタイは、爽やかで涼しげな印象になります。
ブルーと白のストライプ柄のネクタイは、おしゃれで軽やかなイメージに。
またネイビーと白のボーダーはインパクトが大きいので、スーツの色を青に統一すると清涼感が増すだけではなく、シャープな印象にもなります。
一方まったく柄のないネクタイでも、例えばリネンやニットのような生地のネクタイだと、まるで柄が入っているように見えることも。
この“無柄の生地柄”はすっきりとして爽やかな印象になるので、夏ネクタイに取り入れたいテクニックです。
夏の“スーツにネクタイ”という姿は、当人だけでなくそれを目にする周囲の人たちも、体感以上の暑さを感じてしまうもの。
クールビズが浸透してきたとはいえ、ネクタイをどうしても着けなければならない場面は必ずあります。
そこで“夏のネクタイ=暑そう”というイメージを逆手にとって、“素材・色・柄”にこだわって夏のネクタイを選んでみてください。
見た目はもちろん、着け心地も爽やかな“夏ネクタイ”を見つけることができます。